10-FEETが最も多く出ているフェスは?出演236回・30フェスの内訳を解説
収録している54フェス・30,056件の出演記録のなかで、10-FEETは出演回数のトップにいます。特徴は総数そのものよりも、その内訳です。大型の全国区フェスに偏らず、長崎・岩手・石川・栃木といった各地の中規模フェスに何度も戻っている。「フェスに強いバンド」という言い方はよくされますが、10-FEETの場合は「地方フェスに強いバンド」と言ったほうが実態に近いように見えます。
最多は長崎のSky Jamboreeと年末のCOUNTDOWN JAPAN。ともに21回
個別のフェスで最も多いのは長崎のSky Jamboreeと年末のCOUNTDOWN JAPANで、ともに21回。FM長崎が主催する県内最大の野外フェスに、ほぼ皆勤に近いペースで出続けています。3番目が自ら主催する京都大作戦の17回。
この上位3つの並びが、そのまま10-FEETというバンドの立ち位置を説明しているように思います。地元・京都に自分の場所を作り、年末の全国区に顔を出し、そのうえで九州の夏に毎年帰る。どれか一つに寄せていない。
岩手のKESEN ROCK FESTIVALも13回で、うち4回はトリを務めています。会場が住田町から大船渡へ移り、5年の休止を挟んだあとも呼ばれ続けているのは、単に集客できるからというだけの関係ではないはずです。
2014年に一段跳ね上がっている
年別に並べると、2013年までは年7〜8回だったのが2014年に15回へ跳ね、以降はほぼ毎年15回以上を維持しています。2010年代半ばに国内のフェス自体が一気に増えた時期と重なりますが、増えたフェスの多くに10-FEETが入っている、という読み方もできます。
コロナ禍の2020年は記録上1回のみ。2021年に7回まで戻し、2022年には14回と震災前ならぬコロナ前の水準に復帰しています。この戻り方の速さも、出演回数の上位陣のなかでは目立つほうです。
トリを取った回数は45回
ヘッドライナー表記のある出演は45回。これは収録データ内では突出した数字です。Sky Jamboreeで6回、京都大作戦とCOUNTDOWN JAPANで各5回、SATANIC CARNIVALとKESEN ROCKで各4回と、特定のフェスに偏らず各地で最後の枠を任されています。
一方でROCK IN JAPAN FESTIVALの出演は4回と少なく、そのうち3回がトリ。回数が少ないフェスでいきなり締めを任されるあたりに、このバンドの使われ方が出ています。
フェス別の出演回数
| フェス | 出演 | うちトリ |
|---|---|---|
| COUNTDOWN JAPAN | 21回 | 5回 |
| Sky Jamboree | 21回 | 6回 |
| 京都大作戦 | 17回 | 5回 |
| KESEN ROCK FESTIVAL | 13回 | 4回 |
| FM802 RADIO CRAZY | 12回 | 1回 |
| JAPAN JAM | 12回 | 3回 |
| SATANIC CARNIVAL | 12回 | 4回 |
| VIVA LA ROCK | 12回 | 4回 |
| 百万石音楽祭 〜ミリオンロックフェスティバル〜 | 12回 | 1回 |
| NUMBER SHOT | 10回 | 3回 |
| RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO | 9回 | — |
| SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER | 9回 | 1回 |
このほか22フェスに出演しています。全内訳は出演回数ランキングに掲載しています。
年別の出演回数
記録のない年は棒が表示されません(出演がなかった年、または収録範囲外の年)。
京都に自分のフェスを作り、長崎と岩手に毎年帰り、年末は幕張にいる。10-FEETの出演記録は、日本のフェスの地図をそのままなぞったような形をしています。
- 出演回数は「フェス×年」の数です。同じ年に同じフェスの複数ステージへ出た場合も1回として数えています。
- FUJI ROCK FESTIVAL・ROCK IN JAPAN FESTIVAL・SUMMER SONICは主要枠のみの収録のため、 実際の出演回数より少なく出ます。
- 出演者情報は公開資料をもとに整理したものです。本人・所属事務所・各フェス主催者とは関係ありません。