くるりが20年トリを務め続けているフェスは?出演110回の内訳を解説
くるりのヘッドライナー表記は30回。そのうち20回が京都音楽博覧会です。2007年の第1回から2026年まで、一度も欠けることなく自分たちのフェスの最後に立ち続けている。オンライン開催になった2020年・2021年も含めての20回です。
京都音楽博覧会という20年
音博は梅小路公園で開かれる、アコースティック編成中心の1日フェスとして始まりました。2023年から2日間開催になり、2026年で20周年。出演者を見ると、小田和正、石川さゆり、八代亜紀、ザ・ベンチャーズ、Mr.Children、椎名林檎と、ロックフェスの並びとは思えない顔ぶれが混ざります。
2016年には豪雨でトリ予定だった「くるり×ウィーン・アンバサーデ管弦楽団」が中止になり、その夜に緊急生配信で代替公演を行っています。2020年は無観客配信、2021年は母校・立命館大学での配信と、続けること自体を優先してきた履歴が残っています。
自分で作ったフェスを20回続けたバンドは、収録データのなかでは10-FEETの京都大作戦(17回)と並ぶ最長クラスです。
他のフェスでは、意外とトリを取らない
音博以外のヘッドライナーは10回のみ。COUNTDOWN JAPAN 14回の出演に対しトリは1回、SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWERは5回出て0回です。
つまり「よそのフェスでは真ん中あたりにいて、自分のフェスでだけ最後に立つ」という形になっている。主催者としての立場と、いち出演者としての立場を切り分けているようにも見えます。
なおRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOにも10回出演していますが、このフェスは収録範囲でトリを特定できていないため、上の集計には含めていません。
31フェス、ジャンルを跨いでいる
出演フェス数は31。CIRCLE(福岡)4回、NEC presents FUJI & SUN 4回、朝霧JAM 2回、森、道、市場 3回と、ロック一本のフェスではない場所への出演が目立ちます。ONE PARK FESTIVAL(福井)や頂 -ITADAKI-(静岡)にも記録があります。
1999年の初出演から2026年まで、記録が途切れた年はありません。年ごとの回数は1〜7回と控えめで、多く出るより出る場所を選んでいる印象です。
フェス別の出演回数
| フェス | 出演 | うちトリ |
|---|---|---|
| 京都音楽博覧会 | 20回 | 20回 |
| COUNTDOWN JAPAN | 14回 | 1回 |
| RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO | 10回 | — |
| FM802 RADIO CRAZY | 8回 | 1回 |
| ROCK IN JAPAN FESTIVAL | 5回 | 1回 |
| SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER | 5回 | — |
| CIRCLE | 4回 | 2回 |
| FUJI ROCK FESTIVAL | 4回 | — |
| NEC presents FUJI & SUN | 4回 | 1回 |
| METROCK(東京) | 3回 | 1回 |
| OTODAMA'〜音泉魂〜 | 3回 | — |
| 森、道、市場 | 3回 | — |
このほか20フェスに出演しています。全内訳は出演回数ランキングに掲載しています。
年別の出演回数
記録のない年は棒が表示されません(出演がなかった年、または収録範囲外の年)。
20年、20回、全部トリ。くるりの記録は、バンドがフェスに出るという話と、バンドがフェスを持つという話が別物であることをはっきり示しています。
- 出演回数は「フェス×年」の数です。同じ年に同じフェスの複数ステージへ出た場合も1回として数えています。
- FUJI ROCK FESTIVAL・ROCK IN JAPAN FESTIVAL・SUMMER SONICは主要枠のみの収録のため、 実際の出演回数より少なく出ます。
- 出演者情報は公開資料をもとに整理したものです。本人・所属事務所・各フェス主催者とは関係ありません。