東京スカパラダイスオーケストラはどのフェスに出演してる?37フェス・184回を徹底解説
このデータベースで最も古い出演記録は、1990年のFM802 MEET THE WORLD BEAT第1回です。会場は万博記念公園ですらなく、JR安治川口駅構内の特設ステージ。その出演者リストに東京スカパラダイスオーケストラの名前があります。以降36年、収録している54フェスのうち37に出演しています。これは他の誰よりも多い数字です。
出演回数2位、しかしトリは13回だけ
総出演は184回で全体2位。ところがヘッドライナー表記は13回にとどまります。出演回数の近い他のバンドと比べると、この比率はかなり低い。
つまりスカパラは「最後に出て締める人」としてではなく、「その日のどこかに必ずいる人」として呼ばれ続けてきた、ということになります。ホーン隊を擁する大所帯で、他の出演者にゲスト参加もできる。フェスの側から見れば、一日の流れをどこにでも差し込める貴重な駒です。
実際、コラボレーション名義での出演がデータ上にも散見されます。FM802 RADIO CRAZYでは斎藤宏介やKen Yokoyamaをfeat.した名義で登場しており、そのたびに違う顔で舞台に上がっています。
北海道が一番多い
フェス別の最多はRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOの19回。石狩湾の夜通しのフェスに、ほぼ定番として組み込まれています。次がCOUNTDOWN JAPANの17回、MONSTER baSH・VIVA LA ROCK・FM802 RADIO CRAZYが各11回。
面白いのは37という「フェスの種類の多さ」のほうです。1回だけ出演したフェスが10以上あり、森、道、市場やONE PARK FESTIVAL、秋田CARAVAN MUSIC FESといった、ロック中心ではない、あるいは新しめのフェスにも名前が出てきます。ジャンルの区分けを越えて呼べる編成であることが、そのまま出演フェス数に表れています。
空白と復帰
1990年代の記録は散発的で、1991〜1994年、1996〜1998年は収録データ上に出演がありません。これはバンドが活動していなかったという意味ではなく、そもそも当時の日本にフェスと呼べるイベントがほとんどなかったからです。フジロックの第1回は1997年、ライジングサンは1999年。フェスという枠組み自体が、このバンドのキャリアの途中から生まれています。
2000年代以降は毎年コンスタントに出演し、2019年に15回、2022年に14回とピークを作っています。デビューから35年以上たったバンドが、直近5年でも年9〜14回のペースを保っている例は、収録範囲では他にほとんどありません。
フェス別の出演回数
| フェス | 出演 | うちトリ |
|---|---|---|
| RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO | 19回 | — |
| COUNTDOWN JAPAN | 17回 | 2回 |
| FM802 RADIO CRAZY | 11回 | — |
| MONSTER baSH | 11回 | 2回 |
| VIVA LA ROCK | 11回 | 1回 |
| SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER | 9回 | — |
| 氣志團万博 | 9回 | — |
| NUMBER SHOT | 8回 | 2回 |
| 京都大作戦 | 8回 | — |
| FUJI ROCK FESTIVAL | 7回 | — |
| JAPAN JAM | 7回 | 1回 |
| GREENROOM FESTIVAL | 6回 | 1回 |
このほか30フェスに出演しています。全内訳は出演回数ランキングに掲載しています。
年別の出演回数
記録のない年は棒が表示されません(出演がなかった年、または収録範囲外の年)。
日本のフェスの歴史とほぼ同じ長さの出演履歴を持ち、しかもトリではなく「途中」に立ち続けている。スカパラの記録は、フェスという場の作られ方そのものの記録でもあります。
- 出演回数は「フェス×年」の数です。同じ年に同じフェスの複数ステージへ出た場合も1回として数えています。
- FUJI ROCK FESTIVAL・ROCK IN JAPAN FESTIVAL・SUMMER SONICは主要枠のみの収録のため、 実際の出演回数より少なく出ます。
- 出演者情報は公開資料をもとに整理したものです。本人・所属事務所・各フェス主催者とは関係ありません。